2018年06月10日

アメフト悪質タックル事件に思う

見る度に嫌悪感を覚えるアメリカンフットボールの試合ビデオが何度も流され騒がれていた。アメフト部監督・コーチの言った、言わないが最大の議論の様だが、日本社会の縮図だなあ。
だいたい日本人は昔から、部下に詰め腹を切らせて事態を収拾してきた。

第二次世界大戦末期、日本軍は陸海軍ともに特攻隊を組織して多くの若者を散華させた。
「お前らだけを死なせはしない俺も後から必ず行く」と約束した上官たち。戦後に自決して責任をとった人は、ほんの一握りで、ほとんどの者は特攻は志願だったと都合のいい事を言い、のうのうと天寿を全うしている。陸・海軍の将官、佐官でさえこれだ。
昔から日本は若者を犠牲にして平気でおれる人が多いのだ。

船を岸壁にぶつけて、Q/Mが指示通り舵を切らなかったなどと会社に報告して責任をなすりつけた史上最悪の船長も知っている。たとえそうであっても言わないのが本来の船長でなければならない。
私がCEOならそんな船長は引きづり下ろしてやるが、会社などは長い物に巻かれる集団だから、上位者の意見を尊重し、当然の如く公正な沙汰を下さない。

上司の命令・指示で動いた結果、会社に利益をもたらした場合には多少指示から逸脱した行為に及んだとしても、成功したのは俺のおかげだ。部下は俺の指示通りやっただけだ。と手柄を横取りして吹聴する。しかし、それが一旦、事故や損失となった場合には、「俺はそんなことを言っていない。部下が勝手に解釈して独断でやらかした。」
と、逃げる。
上司が親会社からの天下りできているなど、その支配力が強ければ強いほど責任転嫁と保身は顕著である。上司は自分の責任回避だけに奔走する。私自身、何度もこんな目に合ったし、そういったことも目撃してきた。
だいたいは、下位者が会社を追われ、上司は何事もなかったかのように平気な顔でその立場に居座る。
会社の権力者などはだいたいが潔さなどなく、ド厚かましいのが常だ。日本はそういう社会である。

今回の件の核心に触れると、「1プレー目で潰してこい」はアメリカンフットボールのルールを知らない私でさえ、危険な行為を容認して目的を果たせと聞こえる。「最初から厳しく当たれ」ではない。詭弁の見本です。そういう意図なら、「終始マークを外すな!」的な言葉でないと誤解して当然だ。あんなタイミングでぶつかっては言い逃れはできない。したがって、言っていないなどは、上に立つものとして見苦しい。と、私は思う。
マスコミが騒いだためだろうか、ビデオ証拠が決め手か、今回はレアケースで、監督・コーチは言動を否定しながらも辞任の意思を示した。逃げ場を失って仕方なくだが、責任をまかりなりにもとっている。これは結果論だが、私がかかわってきた人たちよりは、まだ人としてのモラルがあるようだ。ビデオや録音などない一般社会では、あり得ない話です。
「命令権者 ≠ 責任を取る人」
日本の若者は本当に注意してほしい。
posted by ヨッサラ at 14:38| Comment(0) | 日記
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